耐災害
DISASTER-PROOF
家がなくなってしまっては、家族が集う事すら出来ません。
見えない部分も丈夫なつくりをしている家は、大切です。
堀田工務店では
耐震等級3を標準提案
■等級による倒壊確率(震度7の場合)

震度7の揺れが立て続けに2回起こった熊本地震では、1度目は耐えたが2度目の地震で倒壊した住宅が多数。
等級3の住宅は2度の震度7に耐えていたことが、専門家の調査によって明らかになっています。
FPの家で助かった!
地震体験インタビュー
耐震等級ってなに?
『耐震等級』とは
耐震性の指標として現在幅広く用いられているのが耐震等級です。
等級は、2000年に施行された「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」で、
施主に判りやすい耐震性の判断基準です。
耐震性能は等級1から等級3まで3段階に分けて表されます。
等級1は、建築基準法レベルの耐震性能を満たす水準で、これ以下は危険というギリギリの耐震性能です。
災害後に住み続けることは困難で、建替えや住替えが必要となる場合が多いです。
等級2は等級1の1.25倍、等級3は等級1の1.5倍の強さがあると定義されます。
一般的に等級が上がるほど柱や梁が太くなり、窓などの開口部が小さくなる傾向にあります。
地震で家が倒壊する原因って?
ここ30年の間だけでも、阪神・淡路大震災、新潟県中越地震、
東日本大震災、熊本地震、北海道胆振東部地震など、
震度6~7を建築に携わる立場からできることは何か?と考えたところ
1軒でも多く倒壊しない家を提案していくことが貢献だと考えています。
まずは、住宅が倒壊するメカニズムについてお伝えします。
木造戸建ての場合、地震の大きな力が住宅に加わると大きく変形します。
そこで柱と梁や土台が組み合わさっている接合部が外れたり、
壊れてしまい倒壊に至るのが多くのケースです。
工法別の強度では、鉄骨造→RC造→木造の順で耐震性に高い造りとなります。
ただし近年の技術革新で木造の耐震性も高くなっており、
木造住宅の耐震性は鉄骨住宅の耐震性とそれほど変わらない水準にまでなっています。
その背景には、2000年の建築基準法改正において木造戸建ての耐震性が大幅に向上したことがきっかけなっています。
また、直下型の地震では縦方向の揺れによって、柱が土台から抜けてしまったと考えられる事例もあります。
強度を高めるため、木造戸建てなら筋交いや構造用合板で強化した「耐力壁」を造るのですが、
この耐力壁が少ない、もしくは配置のバランスが悪いと柱や梁の変形が大きくなって柱や梁が破損しやすくなります。
現在の建築基準法では、耐力壁の量やバランスを考えて建物をつくることが義務化されています。
いざというとき
大切な家族を守れる家
法律上は等級1、すなわち建築基準法を守ればよく等級2、3はあくまで任意の基準です。
費用を抑える場合、どうしても等級1で進めたくなると思いますが、
大地震の後も住み続けられる「強い家」とするには耐震等級1では不十分だと考えています。
実際戸建てを建てる方は大切なご家族と住みたいから建てられると思います。
中には子どもだけでなくペットもご一緒の家庭もあるでしょう。
その大切なご家族たちを、本震のタイミングでスピーディーに安全に避難所へ導くことができるでしょうか?
動けず、取り急ぎテーブルの下にみんなで隠れるなどで様子を見てしまうケースも多いのではないでしょうか?
そうやって本震は耐えたけど、本震を耐えたことに安心して家に残ってしまい、
余震で倒壊し下敷きになるケースが多いのです。
堀田工務店では『家族を守る家』『次世代へ住み継ぐことのできる家』を目指して
耐震等級3、長期優良住宅を標準提案しています。
耐震等級3でも全く無傷の場合もありますが小破で済むことが、熊本の地震でも証明されています。
(耐震等級3の木造建築物の倒壊数はゼロ)
軽い補修で住み続けられる家、それが『次世代へ住み継ぐことのできる家』の要素のひとつです。
隙間は、一般住宅の20分の1
気密性の高い家は隙間がありません。隙間がないということは、室内への水の侵入も防ぎます。
下の図は、気密性能を表す「C値」を一般の住宅と比較したものです。
■気密性能(相当隙間面積・C値)の比較

実際の水害にも耐えた壁(ウレタン断熱FPパネル)
1998年の高知豪雨では高知市の総合住宅展示場が大きな被害を受け、
FPパネルを使用したモデルハウスも床上2mまで泥につかりましたが、約3週間で原状回復。
下の写真は、5年間の展示期間を終え解体されたモデルハウスのFPパネルです。



水害にあったこちらのモデルハウス、FPパネル以外にも柱や梁、サッシなど、被害が少なく使える素材も多く残っていました。
展示期間を終えモデルハウスを解体をするにあたり、お客様の1人が「全て捨てるのはもったいない!使える素材は再利用できないか?」と提案されたことから、可能なものは全て再利用して、モデルハウスとほぼ同じ外観の新築住宅が完成しました!
燃えない壁(ウレタン断熱FPパネル)
ウレタン断熱FPパネルの中は、硬質ウレタンが隙間なく充填されていて、
火が燃えるために必要な酸素が存在しません。
万が一、火災になっても表面が炭化した状態になるだけでそれ以上は燃え広がりにくい構造になっています。
下の写真は、他構造材と燃焼具合を比較したものです。
■構造材をガスバーナーで燃焼した際の比較

1階の天井の石膏ボードは強化ボード
火災に強い家にするために、1階の天井の石膏ボードには強化ボードを採用しています。
さらに、強化ボードをとめるビスは通常30cm間隔で施工するのに対し、当社では15cm間隔で施工します。
石膏ボードによる厚みも、一般的に使われる9.5mmより厚い、12.5mmボードを使っています。
また標準仕様で、省令準耐火も対応しています。